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2018.09.01「 ブランニューな風景 」






2018.09.01「 ブランニューな風景 」


モルゲダールの森で。

その森の行きどまりだった場所の
木を切りひらいて
あたらしい場所にでたときの
きもちをどうやって
伝えよう。

のどかな池畔
牧草地
うららかな雲

草をわたるそよかぜのなかで佇むと
ふとまわりにはだれもいなくなって
たとえばもう 何年もまえから
そこには誰もいなかったかのような
静けさにつつまれる。

しぶやさんのあとについてゆくと
いつも あたまのなかにある物語の世界を
とりだして
目のまえにひろげて見ているきもちがする。

何年たっても飽きることがない。

ブランニューな
(たとえば 大草原の小さな家のような)風景が
いつもそこに広がっているから。






2018.08.30「 インドのような スリランカのような 」





2018.08.30「 インドのような スリランカのような 」


雨がいちにちじゅう窓ガラスをうちつける
こんな日は

カレーをつくる
ことことつくる

おおきな鍋でつくる
力いっぱいにつくる

2日がかりで
山のような玉ねぎやスパイスや
その他 何回も教わったけど
覚えられていない
おおくのものを

じゅんばんに
ていねいに
炒めて
煮込む

こんな日はなにもかもが
カレーの匂いだ。

インドのような スリランカのような
いや でもどこのそれとも違う匂い。

カレー できたてです。


2018.08.27「 a plenty of.. 」



2018.08.27「 a plenty of..


a plenty of ‘petit four secs'
たくさんの焼き菓子 !
朝 お店に行くといつも
マフィンかスコーン(かもしくはその両方)が
焼きあがるところ.. !
(やったー ! )


2018.07.22「 モルゲダールの森へ 」





2018.07.22「 モルゲダールの森へ


わたしたちは しぶやさんのこの森を
とおくノルウェーのモルゲダールへ想いを馳せて
モルゲダールの森と呼んでみる。

森では 風の音が波のよう。
陽のたかい時間の小鳥の声が
あかるくひびきわたっている。

森では、
鳥の囀り、風が木々の葉をわたる波のような音
が だいたい耳に入るもののすべて。
午前の 真昼の 夕暮れの 木漏れ日の移り変わりと、
その光を透かす葉々のみどりの濃淡の変化
が だいたい1日の変化のすべて。

walking ー
その切り通しのむこうにひろがっているだろう風景を
ただ想像するだけでもう心をはずませて
一歩一歩
風が 髪やシャツを揺らがせて通りすぎてゆくように
様々な ふだん思わないような想いが
通りすぎてゆく。

stay ー
蟻 虫 草 幼木..そんな細々とした森の一部を
ひとりでいること のちょっとした恐怖からはじまって
理解できる すこしづつ 確実に。
こちらから森の細部へと入ってゆくような。

この森は
物理的には日常の場から近いけれど
心ははるか遠く深くへ

旅にでる。

この場所は
孤独で豊かです。

ひとりで居ることの豊かさがある。


2018.07.01「 雨と庭 」





2018.07.01「 雨と庭


雨が ふりつづいています。
もう 1週間かそれ以上。
畑に蒔いたものの背丈がおおきくなること
庭の緑が生い繁ること
実が成ってゆくことが
うれしい季節。

じんわりと 暑い。


2018.06.07「 ニュースタッフ 」




2018.06.07「 ニュースタッフ

毎年 毎年 繰り返されていく
季節と営み。

雪が溶ける
草木が育つ
野草の料理
畑の準備
草刈り
..

なんども見たことのある
光景、そのなかに
自分もまた居ること。

すこしづつ知識が増えて
できることが増えて
そして どうなるのだろう。

そんななんでもない毎日が
繰り返し訪れることの
奇跡さに
おおきな震災を経て
わたしたちは
気づいたんだと思うけど
でも
日々の繰り返し
季節の繰り返しは
老い でもあるから
すこしこわく
思ってしまう ときがあります。

あたりまえだけど
すこしづつ成長している
と同時に
すこしづつ 失っている
から。

そんななかで
わたしは
日々の営みのなかで
自分が知れたことを
伝えて
繋げて
ゆけたらな
とやっとおもえる。

紹介がおそくなってしまったのですが
春から グッドライフに
あたらしいこがきています。
お菓子づくりだけでなく
野草つみや梅干しづくり
季節のしごとに一生懸命な
ゆりちゃん。

いっしょに学んで
がんばってゆきたいと思っています。



2018.06.01「 家のしくみ 」



2018.06.01「 家のしくみ

納屋が解体されました。
家って 家って
こんなかんじ!

2018.05.30「 グッドライフはドッグカフェなのかどうかについて 」






2018.05.30「 グッドライフはドッグカフェなのかどうかについて


盲目的に犬を可愛がる
ことが、わたしたちにはできない。

ドッグカフェは 犬が好きという前提で人が集う場所だけど
ドッグカフェが、というよりも
そういう特定の条件の元でしか
犬と過ごす場所がない という
社会の状態をちょっと異常だなと思っている。

時々 ヨーロッパでみた景色を思いだす。
たとえばフランス パリの街角、
小型の犬は とても静かに
カフェのテラスでお茶を飲む
おじいさんの足元に居る。

街にいる犬は人のなかに静かに居て
意味なく吠えているのを
みたことがないとおもう。

その社会は、
犬が好き 苦手 さまざまな
不特定多数の人々が
日常的に存在する公共の場所で
ふつうに居られるよう犬を育てることが
しつけ としてあたりまえに
大事にされている社会なのだろう。

わたしたちがよいなと思うのはそういう社会だ。

だから 公共の場所で 犬に特化することは
わたしたちには すこし 違和感がある。
と同時に 自然のなかにあるこの場所で
犬を受け入れないことにも 違和感がある。

人間も犬も自立して居れたらいいな。
そこに居合わせた人々が それぞれに きもちよく
過ごせるような配慮とともに。

カフェとは他人と出会う場所。

犬にも もちろん人間にも 社会性がもとめられます。

わたしたちは犬を偏愛したり
犬を商売の道具にしようと目論んでいるわけでは全然ない。

どうかグッドライフをドッグカフェと勘違いしないでください。
より自由な社会へのひとつの提案としてご理解いただければ幸いです。

人間と犬がよきパートナーであれますように。




2018.05.06「 いわれのない焦りのような 」





2018.05.06「 いわれのない焦りのような


わたしたちは これまで
ずいぶん多くをソンドレくんに
頼っていたなと思う日々。

自由で自立した
ソンドレのありようは
しぶやさんの魅力
まちこさんの魅力
この場所の魅力を
とてもわかりやすく
伝えてたな と。

ソンドレがいなくなっても
グッドライフは オルタナティブな
魅力がある場所なのに
しぶやさんも まちこさんも
いるのに
でも、
ソンドレがお店にいないと
しぶやさんも張り合いがないのかな
いつものユーモアもなかなか冴えないし
まちこさんもキッチンから
あんまりでてこない。
気がする。

でも ソンドレはもう いないのだから。
わたしたちは そのぶん いっしょうけんめい
やらないと絶対にだめなんだと思う。

ソンドレがソンドレらしく生きられた
この場所のきもちよさを。
自由と自立を尊重する
しぶやさんの生き方を。

ソンドレのように
この場所を訪ねてくれる人と
きちんと 関わって、
伝えてゆきたいと思う。

この場所に来て、
心ふるえるものが、
生き方における気づきが、
あってほしいと思う。

きちんと表現しなきゃ。
きちんと責任をもたなきゃ。
きちんと、生きなきゃ。

この焦りが
このソンドレの不在が
どうか。
わたしたちの成長に
つながりますように。




2018.04.18「 am6:29 」





2018.04.18「 am6:29


ソンドレくんが死んでしまった
クリスマスイブの早朝のはなしを
すこし。


たまたま、
クリスマスケーキを準備するために
暗いうちからお店に揃っていたわたしたちは
ソンドレくんが終わりにちかいことに
途中から気づきはじめる。
クリームを塗ったり
ソンの傍によりそったり。
いちごを切ったり
泣いたり。
ソンの体をさすって
何回もありがとうというまちこさん
静かにソンに話しかけるしぶやさん
を 見ていて涙がでた。


そして 夜あけ。
すこし手を休めたとき
おおきな窓から夜あけをみた。
空が 木々が 雪が、
目に見える世界すべてが
暗闇から濃いブルーにかわっていく
美しく深い夜あけ。

こんなに深い青色。
世界のはじまりの色。

そのとき、
ー ソンドレくん おわったかもしらんね、
と しぶやさんが 静かに。

あかるく 晴れた あたらしい日を見ながら
そうか、と思った。


朝 お店に来たときはふつうに生きていて
ソンちゃんまた寝てるのーとか
足が立たないソンに冗談をいったりしてたのに
今はもう生きていないことを考えはじめると
涙があふれるのだけど

夜が明けきって
あーあソンちゃん死んじゃったねと
なかばあっけらかんとして
ありがとう ありがとう、
うん ケーキしあげちゃおう
と前向きだった。わたしたちは。


ソンドレ。

ソンドレが死んでしまったその日が、
とてもうつくしい日だったことを。


He died on 2017.12.24 am6:29
-Sondre (2006-2017)

2018.04.08「 おわって はじまる」




2018.04.08「 おわって はじまる


わたくしごとなのですが
ブログを綴らせていただいている
スタッフのわたしが
冬のあいだすこしこの場所から離れていたので
こちらの更新が滞ってしまっていました。
秋ぶりの ごあいさつ。

お元気ですか。
グッドライフは すこし、ではないですね
おおきく、変わったこともあります。

ソンドレがいなくなった日からずっと
ソンドレがこの場所にいないことは知っていたのに
ここで朝から日暮れまで毎日を過ごすと
全然ちがう。
ソンドレがいない日々の寂しさって
ああ こんなにか って。

他のみんなは冬のあいだにもう
それぞれに慣れてのりこえたことだろうから と
わたしは ひとりで 今
ソンドレがいないことを
どうしたらよいのか と
どうしても物足りないいちにちの中で
思う。

ソンドレくんのこと
また書きます。

4月からあたらしいメンバーも加わって
この時期にふさわしいきもちのグッドライフです。
また あたらしく よろしくお願いします。



2017.10.12「糸紡ぎ」



2017.10.12「糸紡ぎ


ああ このあいだの夏の景色から
3ヶ月 すっかりすっかり秋がふけこみました。

充実の日々を思いだします。

秋のはじまり 9月のある日、
羊毛をたくさんかかえた 糸を紡ぐひとが
この場所にやってきました。
ここの小屋をアトリエに 羊の毛を紡いで
毛糸をつくるおしごとをされています。
10月のおわり 雪がちらほら降るころまで。

晴れた日に 紡ぎたての糸を
木と木のあいだにずらりと干している景色。
庭に紡ぎぐるまをだして もくもくと
毛を毛糸に くるくるとしている景色。
自然のなかによくなじむのです。
とても人間的な 手仕事のひとの暮らしには
ゆたかさをかんじます。



渡り鳥なのかな、
見慣れない 3人組の鳥が庭でにぎやか。
意外と体がおおきいのだなといつもおもう栗鼠が 今年も。

落ち葉のかさかさ。
紅葉の燃えるような赤。
山や丘の 黄色と緑の色のコラージュ。

そして 薪ストーブがぱちぱちと。

またこの季節。
雪が降るまでのみじかいあいだの秋。

ソンドレくんはげんきです。
とても うれしいです。

・・・

ー羊毛を紡いでいるひと
ぼっかさん

2017.07.31「 ソンドレくんのことなど 」


2017.07.31「 ソンドレくんのことなど


きょうは静かに雨が降りつづく日。
きのう にぎやかに たくさんの声があつまったこの庭、
きょうこの濡れた庭にたって聞こえるのは
雨の音だけ。

7月。まさに夏の日差しのしたで、
いっしょにせっせとベリーを収穫してくれた女のこたち。
ありがとうございます。

カシス ラズベリー ジューンベリー カランツと
摘み終えることができました。
これからブルーベリーやブラックベリーが実ってくるとおもうので
もしご興味のあるかたがいらっしゃったら ぜひ
農夫のようにご一緒にやりましょう。
よろしくおねがいいたします。


さて ソンドレくんのことです。
すこし長いです。

7月中旬
北海道らしくない猛暑がつづいたころ
ソンドレくんは かなり本格的に体調を崩しました。

後ろ足 つづいて前足が立たなくなり
立ち上がること 起き上がることができない
寝たきりの日々が1週間ほどつづきました。

原因は 思いがけない暑さと 年齢によることかもしれませんでした。
排泄をすること ごはんを食べること お水を飲むこと 移動すること
そんなひとつひとつがうまくできず おおがかりで、
その場に居あわせたお客さんが
助けてくださったことがなんどもありました。

そして、わたしたちも最後を考えたなか
お医者さんが最後の治療だとしてえらんでくださったのが
運動神経を刺激するという治療で、それが
驚くほどぴったりとソンドレくんに合ったのです。
1週間ほどまえのある日の午後 みんなに見守られるなか
突然にソンドレくんはたちあがりました。
まわりのみんなが腰を抜かすところでした。

それから日に日に力をつけ、
いまでは以前の通りのソンドレくんに戻ってきております。

いままでどおり たべることに意欲的で
いままでより 歩くことに不安はありますが
いままで以上に なぜかきらきらとしているソンドレくん。

心配してくださった方
いっしょに涙したり悲しんだりしてくださった方
たくさんいらっしゃいました。

たいへんたいへん心配をおかけしました。
ソンドレくんは、元気です!!
この場を借りて みなさまに 心よりありがとうございますとお伝えしたいです。
またぜひ 会いにきてください。



2017.06.28「 そして6月はまた 」





2017.06.28「 そして6月はまた


6月のあいだに
アカシアの花が咲いて
そして散った。

6月のあいだには
ストーブに火をくべてしまうほど ひゅるりと寒々しい日があれば
夏を予感するような暑い日もあって
そんなこんなのあいだに
気がつけば 植物は
おおきくおおきく育っていて
それは毎年のくり返しなのだけど
やっぱりおもわずびっくりする。

あんな種だったのに
もう 花々は色とりどりに咲いてうつくしいことだとか
もう 野菜やベリーの形がくっきりできあがっていることだとかに。

6月、そう、6月のあいだに
ソンドレくんの体調がいよいよ悪くなって
でも なんと 復活した。

私たちは 自分らの思惑や希望ではどうにも変えられないことに
一喜一憂しながら
せわしなく日々を送って、
そして今たっている場所は
前よりも 優しくておもみがある。

ソンドレくんがまさかまた元気になってくれて
ほんとうにうれしい。

ソンドレくんがいるひとときひとときを
きちんと思いでに残すように
大切に過ごしたいと思う。


2017.05.20「 みどり眩しく 」





2017.05.20「 みどり眩しく

新緑 とか 初夏 ということばの涼やかさが
そのまま目のまえにひろがっている。
そんな印象。

それは ふわりとわたしたちを通りすぎる風のなかに、
いちにちのはじまりのよろこびそのもののような 鳥たちのさえずりのなかに、
そして 光を透かして あかるく萌える 5月の草木の葉々のなかに。

ー かっこうが鳴いている。
はたけしごと、はじまる。

2017.05.07「 風が吹きすさぶ日にみた桜 」




2017.05.07「 風が吹きすさぶ日にみた桜


5月5日 思いがけずあたたかかった日
朝 なにげなく居ると、
ぼんやりと景色が ピンクいろで、
そこで はっと気づいた。
桜が咲きはじめているー

ちょうど1週間まえの大雨のあとから
地面や木々のひょろりとした枝々から みどりが芽吹きはじめ
土色の風景を日増しに
みどりに変えているところでした。

ー これは 林のなかで佇む 桜。
林のなかにいると つよい風が木々を抜けていく
おおきな音で 聴覚がすこし 変になる。
つよく風にふかれていると 体の重量感もすこし 変になって、
風のなか はげしく揺れるピンクいろに
ああ なんだか惑わされちゃったなあ。





2017.04.28「 はるのいろのおやつ 」




2017.04.28「 はるのいろのおやつ


さわやかなハーブ きりりと目の覚めるようなスパイス
いつでも爽快なきぶんにしてくれるオレンジ。

そんないろいろを混ぜこんで
オーブンにいれる前
その生地は 春の色をしていて
とてもきれい。

このおもわず美しいとおもう色彩を
焼いてなおのこす、
そんなスペシャルな技術って あるのかな。

わたしたちは そんなことって上手ではないので
グッドライフのクッキーは いつもどおりに
こんがりとですが。
うん でも、香りや味わいに すこし 春の気配を
とじこめられたのではないかな、
と おもいます。

連休がはじまりますね。
このよい季節の 空気や色を たのしみにぜひいらしてください。
みなさまのお越しをお待ちしています。

・・・
ブラックベリーのクラッカー
¥200 /5cut
ガトーバスク ¥400 /1cut
ミントとキャラウェイのショートブレッド ¥650




2017.04.25「 春 里山 」




2017.04.25「 春 里山

春の日は静か。
まるで春そのものをうたっているような 鳥のさえずりが
あたりに満ちて。

かさかさと乾燥した色合いの風景が
見わたす限りすべて
春というものを
言葉でなく
からだで理解しなさいと
さまざまな様子を
示しています。

ため池にそっと手をいれて 水のつめたさを知り、
地面に生えてきた いろいろなものを観察。
さえずりのほう 野の鳥を広い空に眺め、
とおく林の木々を抜ける風の音を聞く。

平穏であたたかい陽光に淡くつつまれて、
気持ちよくあたためられた すこしつよい風のなかにいると
風景と感覚がひとつに混ざるよう。

ベンチのすみっこに腰かけて
そんなふうに
春の静けさに
耳をすましている。

2017.03.30「 レモンケーキと記憶 」




2017.03.30「 レモンケーキと記憶


レモンがあれば。

レモンがてもとにたくさんあったら、
それは とても うっとりする出来事だとおもう。
記憶からひきだされるお菓子のイメージが
さまざまに広がってゆくので。
レモンはそのほかのくだものとは
ちょっとちがう とくべつな存在として
わたしたちの胸をときめかせる。

とくにレモンケーキには目がないわたしたち。
レモンケーキは なぜだろう、
いつもなつかしい。

そうこどものころの ちょっと切ないあれらの記憶と
むすびついているとでもいうのか
なぜか レモンケーキを想像するだけで
胸をきゅっとする
なつかしさに、
はたり と出会う。

レモンがあれば、
うん。

ことし グッドライフのレモンケーキができました。
わたしたちも大好きになった どことなくなつかしい風合いです。
よろしければ ぜひおためしください。

 ・・・
レモンのシフォンケーキ¥250 /1cut
レモンケーキ ¥200 /1cut
レモンのメレンゲ ¥150
レモンと春野菜のけんこうサブレー¥300



2017.03.13「 そのシュプールをたどって 」





2017.03.13「 そのシュプールをたどって


陽光は春のあたたかさをふりまくなかで、
景色はまだ冬の白の美しさをのこしている。

こんな穏やかな陽気の日の 白い散歩。

ここのところ、
とおく旭岳まで見わたせる日が多いな。
あちらもこちらも まわりをかこむ山々の連なりは
雪の名残が 山肌の陰影をくっきりときわだたせていて
立体的に 山らしく 美しいです。

今年、スキーで森へでかけることは
だいたいもうおしまいかもしれません。
さいごのその白い散歩は
いろいろな思い出を締めくくるように
なにかの門出のように
穏やかで
親密で
次の年にまた雪の季節が巡ってくるまで
春夏秋と
一生懸命やってゆこうと
きもちが一歩前にすすむような
ものでした。

そう、スキーに出かける前と帰ってきたあとでは
すこしだけ 自分のなかでなにかが変わっている。

今シーズンは様々なかたと
桜岡の山々の白い散歩をたのしむことができて
うれしかったです。

しぶやさんのシュプールとソンドレの足跡をたどって。

また来年も。

2017.03.06「 for good white day 」




2017.03.06「 for good white day

ホワイトデーだからって
白いお菓子なんて。

なんだかあまりにそのとおりで
可笑しいけれど。

でも、
あたらしい季節の
しっかりあまくて きりりとすっぱい柑橘を
あれこれ使って、
ちょっと あたらしいきぶんになるような
お菓子ができました。

白いお菓子 いろいろ。
ホワイトデーなどに
お包みもさせていただいています。
よろしければ お訊ねください。

 ・・・
白黒ビスコッティ ¥250
ナッツのポルポローネ ¥250
桜のサブレー ¥150
レモンケーキ ¥700

2017.02.27「 さあ 」



2017.02.27「 さあ

冬ごもりのあいだ たくさんのかたに
まちこさんのケーキのつくりかたをお伝えできて
また、はりきって たくさんのケーキをお届けすることができて
とても よかったです。
ありがとうございました。

そして 冬じゅう、
しぶやさんに教わって
里山の風景のなかを
テレマークスキーでかけまわるひとたちが
次々とあらわれて、
それは あたらしい時代の景色をみているようでした。

ああ 冬も、なんだかたのしくてよかったな。

ケーキのお届けを担当して
いつの年よりも にわかに人気者になっているのだけど
ねえ ソンドレくんは
いつものすました顔で
そしらぬふう。

どんどんあたたかくなって
雪もとけて
春という
あたらしい季節に
なっていきますね。

3月からも気持ちをしゃんと
たのしく 懸命にがんばってゆきたいと思います。
どうぞ よろしくお願いいたします。


2017.02.20「 2月 」






2017.02.20「 2月

2月になってもうこんなに経ってしまったのか。

2月って こんなにあっというまに終わってしまうんだっけ。
そして 2月って こんなに暖かいものなのだったっけ。

店じまいの17時のころ
ちょっと前までは もうまっ暗で
夜のようだった気がするのに
きづけばまだ ずいぶん明るいんだなあ。

あたたかく明るい陽光が春のようだからか、
ことしの2月はこれまでの2月とはすこし様子がちがって
お店にもいろいろな方々が訪れてくださっています。
ありがとうございます。

雪がとけて春になるのもきっとことしはちょっと早そう。

ふゆのあいだは、時間をゆっくり流して
雪ごもりなきぶんでいても
許されるような 気がしていたのだけどな。

2017.01.27「 for good valentine's day 」





2017.01.27「 for good valentines day


グッドライフから
バレンタインの あまくて香ばしい
匂いをお届け。

チョコレートの香り
バターの香り
キッチンのなか広がって
うっとりして
体のなか ほどけて
とろけてしまいそう。

冬にとっておきな
濃厚でリッチなおやつを
準備しています。

バレンタインー
たいせつなかたへの贈りものに
お包みさせていただいています。
香りや余韻も いっしょに
お届けできていると
よいのだけど。

ギフト包装など対応しておりますので
よろしければ お訊ねください。


  ・・・
ガトーショコラ ¥1300
ブラウニー ¥300
フロランタン ¥250
フロマージュブラン ¥500


2017.01.23「林のなかからハローという声」





2017.01.23「林のなかからハローという声


毎朝スキーをはいて
林へでかけてゆくしぶやさん。
時々 とつぜんに
木立のあいだから登場。

やっほー!
今日は さいこーにきもちいい朝だね!

寒さにたじろいでいるわたしたちを横目に
しぶやさんはさっそうとUターンして
木々のあいだを滑っていって
気づけばもう林のなかへ
消えてしまった。

そこにはどんな景色がひろがっているのかな。
木々の梢のあいだから見える空は
頭上の枝々の樹氷のかがやきは
林の奥地の冷たさは
だれも立ち入らない丘につもった雪のやわらかさは
どんな種類のものなのかな。
そこにはどんな足跡がのこっているのかな。
どんな鳥の声が聞こえるのかな。

そこは スキーでしか踏みこむことのできない
自然のゆたかな場所。


2017.01.15「別世界へ」





2017.1.15「別世界へ

あたりいちめん
うっかりだれかが宝石箱を
ひっくり返したかのような、
光の粒できらきら眩しい
積もりたての雪のなかへ。
ふかふか。

わたしなんかがもっているようなカメラは
この冷たさであっというまに電源がおちてしまって
ましてわたしの力量では写真で伝えられることも少ないのですが
写真に残しておきたいような美しい景色が
目の前のあらゆる方向に広がっているのだけど
この場所に身を置いて
実際に感じている以上のことを
うまく伝えられない。

とってもさむい今日は、
とっても晴れて とってもきれい。



2017.1.11「さて 2017年は 」




2017.1.11「さて 2017年は


おそい新年のご挨拶になってしまいました。
みなさま あけましておめでとうございます。
年明けのこの時期にしてはおだやかな陽気の、
あたたかい日々がつづいています。
ふしぎだな。

さて 今年は。
わたくしごとなのですが
より、ひとつひとつ丁寧に
お菓子づくりをしていきたいと
思っています。

基本的なことは こころをこめて丁寧に。
そして、いまの気分や まわりの人の様子を考えて
様々な体の調子の方にやさしいものも
あたらしく考えていけたらと思います。

試行錯誤の毎日のなかで。

細々とした日々のことからはじめて
すべてのしごとに、
きもちをあらたに取りくみたいです。
今年もどうぞ よろしくお願いいたします。

2016.12.31「今年もありがとうございました」




2016.12.31「今年もありがとうございました


今年 わけあたえてもらった様々なことに
感謝を伝えておきたいと思って
いろいろな人が顔をあわせる
いちねんのおわりに。

よいお年をと ひとりひとり
笑顔でかえってゆくので、
その顔を こころにきざんで。

グッドライフは みんな元気です。

しぶやさん。
きょうも ばっちりおしゃれにきめて。
来年は ゲストハウスのイメージが どんどん
かたちになってゆきそう。
まちこさん。
きょうも みんなのために、
ごはんやおやつを 作ってる。

ソンドレ。
そうソンドレは すこし、おじいさんに
なったね。

今年もありがとうございました。
来年からも どうぞよろしくお願いいたします。



2016.12.26「感謝のきもちを」





2016.12.26「感謝のきもちを


クリスマスのよろこびを
お届けしたいという思いで
はじめたことでしたが
かえってわたしたちのほうが
みなさまにいろいろなかたちで
あたたかいお気持ちを
いただいていたように思います。

もっているものの多さでは
食卓に並ぶものの豪華さでは
はかりしれない
灯火のようなほのかなあかるさが
こころのなかで灯って
余韻のようにまだ消えません。

しずかにずっとあたたかい。

ありがとうございます。
こんなにうれしいクリスマスのおくりものを
神さまかなにかに感謝したいようなきもち。



2016.12.24「きょうは」







2016.12.24「きょうは


きのうは 一歩すすむのさえひと苦労な吹雪のなか
足をはこんでくださった方々もいらっしゃって
どうも ありがとうございました。


きょう、12月24日。

きょうはきっとおひとりおひとりにとって
たいせつな日なんだと思います。

そんな日に わざわざ 手間やひまをかけて
このばしょをめざして来ていただいた方々。
このばしょでひとときを過ごすことに決めてくださったこと
また わたしたちのケーキでこの日を祝うことに決めてくださったこと。

それらのことに 心がふるえています。
ありがとうございます。


きょうの朝に クリスマスのじゅんびがおわりました。
あとは みなさまにはやくお届けしたい きもちです。

さあソンドレくん、配達たのむよ。






2016.12.19「待降節のような日々」





2016.12.19「待降節のような日々


外はとびあがりそうな寒さ。
そのことを考えながら でも ここは、
うたたねしてしまいそうに 穏やかで ぬくい。

薪ストーブのとなりのお決まりのばしょでぬくもろう
というソンドレくんのかたわらで、
冬の日の陽だまりのような
心あたたかい時間。

もうすぐ クリスマス。

ケーキといっしょに
みなさまのところに おなじようなあたたかさを
お届けできたらと祈りながら。
こつこつと、
クリスマスの準備をしています。

空はどこまでもすがすがしく青くって、
そのほかは すべてがまっしろで。


2016.11.21「納屋」



2016.11.21「納屋


この納屋を
こんどあたらしく移築します。


しぶやさんのあたまのなかには
まだまだ 次々と
a-ca-cia-placeのあたらしい計画があるようで
この納屋は、
なにになるのかな。

雪でいよいよ作業ができなくなる、っていうその日まで
春に移築するための準備として
枠組みと外壁以外の解体作業や、
組み立てのときに必要となる 番付けなどを
しているところ。

と 聞いて、
しぶやさんは
いったい何歳なんだろう
とおもうかた。
しぶやさんは 75歳のおじさんです。

75歳のおじさんですが
やりたいことがまだ
何年ぶんもある。


きょうも陽がのぼったら
鼻歌うたいながら
でかけてゆくよ。



2016.11.17「BGMはクリスマスソングで」



2016.11.17「BGMはクリスマスソングで


ふかふかつもりたての雪にあたまをつっこんで、
鼻のあたまを まっしろくしているソンドレくん。

日に日に冬が深くなるので
すこしづつ、クリスマスを想って
お店を彩りはじめました。

お店に静かに流れる
聞いたことのあるような ないような
クリスマスのメロディーは
なんとなく
遠くから聞こえてくるようで、また
記憶の端のほうで 鳴っているようでもあって
気づけば、
内のほうへ思いをむけて、
考えに耽っていたりします。

雪がしっかりとつもりはじめたので、
そのぶんお店はあたたかく、お待ちしております。
クリスマス前の ささやかなひとときを
グッドライフでお過ごしいただけることがあれば、
とてもうれしいです。

11月17日 −
そうだ きょうは、
ソンドレくんのたんじょうび。



2016.11.14「おじゃまします」


2016.11.14「おじゃまします


sakuraoka reservation ふたつめの家が
冬になる少しまえに 完成しました。

いまはオープンハウスにむけて、家じゅうの灯りを
すべて点けているからよけいに、
窓にカーテンをつけない住まいは
あたたかさが、
あたたかい暮らしの気配が、
外ににじみでていて
良いなあとおもいました 。

それは、通りがかる人の心に優しく
なにより景観にすてきに溶け込んでいて。

さて。
ひとあしお先にオープンハウス、
おじゃましてきました。
わくわく。

街なかの家ではちょっと考えられないくらい
窓ばっかりの住まいでした。
内と外がつながって、室内のどこからでも
まわりの自然を 心ゆくまで感じることができる住まい。
間仕切りもないし、
トイレにもお風呂にも やっぱり窓があって
ふつう家の行き止まりと感じられるそれらの場所も
外に目線が抜けて行くので、
家全体がとっても広々 のびのびとしています。

畑しごとや庭しごとを愉しむことも
友人を招待することも
ただゆっくりと時間をすごすことも。
自然のなかでここちよく暮らすための勝手が
いたれりつくせりに整っている家で、
ああこの土地にぴったりな家だなあと
みんなでうなずきあいました。


2016.11.11「雪の日の むかしばなし」



2016.11.11「雪の日の むかしばなし


雪が吹きすさび、
みるみるうちに白く、景色が
変わっていくのを
ただびっくりして
見つめていることしかできない
そんな日だった。

お客さんもきっといらっしゃれないような
ひどく荒れもようの 灰色で暗い
さむい さむい日。

外しごとに出られないしぶやさんが
薪ストーブのちかくであたたまりながら
窓越しに一点を見つめているから、
その目には この吹雪のほかにも
これまでの人生でおなじように吹雪いていた日々の
記憶なども一緒に映っているようで
そうだ こんな日は
むかしばなしを聞かせてほしいな
とおもう。

まだまだ知らない
波乱万丈でおもしろおかしい
しぶやさんのむかしのはなしなどを聞いて
時間がゆっくり過ぎてゆきます。

ぱちぱちと 火。
ため池が 凍ってきれい。

このまま 冬になるのかな。


2016.11.04「まちこさん」


2016.11.04「まちこさん

冬になったら 雪がこんもりつもったら
グッドライフのまちこさんが、
シフォンケーキの作りかたを
教えてくれるんだってー

まちこさんは、みんなのおかあさんだという気持ちで
みんなに食べさせてやろうとせっせとケーキを焼く人で、
だからそのケーキには、プロの方のとはちがう
あたたかさがあるのかなあ、なんて思います。

そんな気持ちでもう何10年も、ずっと。

グッドライフのシフォンケーキを買って帰ってくれる
若いお母さんたちを見送りながら、
かつてこどもを育てていたときの自分と重ねあわせて
ほんとはお家で簡単に焼けるものなのにな と
複雑な思いもあったって言っていた。
作り方 教えてあげたいなという気持ちは そういうところから。

だから、お家に帰って自分で焼いたときに
うまくいかなかったら、何度でも尋ねにきてほしい。
そんな、家庭的な教室がしたいなあと思います。

まちこさんの ゆきごもりお菓子教室。

こどもたち 家族のために
やってみようという方が
もしいらっしゃったら、
ぜひご一緒に。

まちこおかあさん。
あたらしいことをはじめるのは大変なのに。
ありがとう。


2016.10.29「もうすぐ冬になる」



2016.10.29「もうすぐ冬になる

突然に大粒の雪がふぶきだして
冬がその姿を現した。

だけど、そのあと。

こんなに寒々しい一瞬のあと、また
世界のはじまりのように太陽がまぶしいなんて。

こんなに灰色な一瞬のあと、なおさら
光が砕け散ってかがやくその世界は
美しい気がして。

何日かおきに、雪が降るようになりました。
寒さから身を守るように、
肩をすくめて急ぎ足で用事を済ませるようになった。

もうすぐ、冬になる。


2016.10.25「草原にあたらしい家」



2016.10.25「草原にあたらしい家

芦野組の大工さんたちが
まじめにこつこつ家をたてているとなりで
しぶやさんはせっせとなにかを作っている。

ただ家だけをたてるんじゃあおもしろくない。
まわりの景観だって立派な暮らしの一部なんだもの。
そう思うやいなや
住む人が心豊かに暮らせるようなちょっとしたアイデアが
次から次へとあふれるので、
毎日出向いては、草を刈ったり
小川に丸太のちいさな橋をわたしたり
川沿いに木を植えたり
そしてやっぱりベンチも作ったり
しています。

この橋の上のベンチに日がな一日座って
足をぶらぶらさせながら
ゆっくり流れていく川をながめていると、
わからなければならないことが急になにもかもわかってしまう、
なんていうこともありそうで。

しぶやさんには見えていたこの土地のあるべき姿。
わたし、はもちろん棟梁にだってみえていなかったかも。
それが、どんどん、目に見えるかたちになってきている。

この家のあたらしい住人のあの人に
ブリッジベンチのことや苗木の遊歩道のこと
はやく教えてあげたいような気もするし
秘密にしておいて驚かせたいような気もするし。

sakuraoka reservation の2組目の住人。
草原にあたらしい家。
もうまもなく完成です。
11月にオープンハウスをされるそうなので
ご興味のあるかたはぜひ。


2016.10.19「インディアンサマー」



2016.10.19「インディアンサマー

もう冬がすぐそこまできているというのに、
さわやかな風とあたたかな日差しで、
急ぎ足で紅葉した葉々がとても鮮やかで眩しい
こんな美しい日は。

こんな日のことは、じぶんでぴったりの名前をつけて呼びたい気がして、
半袖姿のしぶやさんに、
今日みたいな日はなんとか日和だとかっていうのと聞いたら
わりと一般的で、そして
そのときの気分にしっくりとくる
名前を教えてもらった。

インディアンサマー。

くわしい云われは知らないのです。
ただ、ネイティブの人は
死ぬのなら美しくきもちのよい日にと、そんな日のことを
きょうは死ぬのにもってこいの日と言ったとか。

こんな美しい日に死ねたら幸せだろうなというかんじ。
それぐらいとくべつ素晴らしいなあと思う日は
だいたい1年に5回くらいじゃないかなと考えた。
忘れがたい、美しい日。

ネイティブアメリカンが大好きなわたしたちは
こんな日をインディアンサマーとよんで
うきうきとしている。


2016.09.24「そして、行商へ」


2016.09.24「そして、行商へ」

はーいごきげんいかが。
こちらはベンチ工場です。
ただいまベンチ、もくもく生産中。

切りだした木々を
ただ薪にするだけではおもしろくないような気がしてきて、
工場長しぶやさんの なんだかすてきなものづくりをしたくなっているきもちが、
いまこれらベンチたちに
ありったけ投入されているところ。

そのうちに、自分たちの場所だけじゃなくって、ほかのひとの場所にも
このベンチがあったらすてきだろうなと思い描きはじめ、
ときたま通りがかる あの場所やこの場所が思いうかんで
あ、そうだ、このベンチを売って歩こう、と思いついたのでした。

さっそく、トマト屋さんのパラダイスファームさんに
ひとつどうぞと渡してきた。

きっとこのベンチをおけば、
その風景をもっとよくすることができると信じて。
ある日とつぜんに、
ベンチをかついだおじさんが
あなたのその場所を訪れるかもしれません。


2016.09.15「木のベンチを つくるつくる」



2016.09.15「木のベンチを つくるつくる」

知らないあいだに あっちにもこっちにも
ベンチだらけ!

しぶやさん、ずいぶんベンチづくりに熱中したひと夏でした。

だって。
どこの景色も、
腰かけてゆっくりと眺めていたい
景色なんだもの。
しんとしたこの心に染みこませたい
景色なんだもの。

あるいは、時間を気にせず
語り合うためのとくべつな場所。

いま、そこからは、すばらしいせかいがみえますか。


2016.09.10「ある彫刻家のおじさんの午前」



2016.09.10「ある彫刻家のおじさんの午前」


そのおじさんは、
毎朝きっかり決まった時間に 静かにやってきて、
とても元気良くおはようございますと
朝のあいさつをしてくれるよ。

自然の中、
きもちよい風が吹き、健やかな日差しをうける
この場所の空気を作品に閉じ込めたいのだ と
もうかれこれ2つの季節のあいだ
大雨の日以外 毎日 朝のうちにここにやってきて
ひとり 木にむかっている おじさん。

どこまで削るか どんな形状にするか、
木と対話しているんだって教えてくれた。

あと、きっとじぶんの内面との対話と。

しぶやさんが切りだしたこの場所の木々を この場所で
あたらしいかたちにしてゆく。

抽象的なそのかたちが、
わたしたちに語りかけてくることばはなんだろう。

多すぎることばは、
本当のことを伝えるのには邪魔かもしれない。
ただそこに在って 語りかけてくるものでなければ。

もうすぐ まちのある展覧会に出品するそうです。
たのしみ。

2016.09.02「まちこさんのおやつ」


2016.09.02「まちこさんのおやつ」

いつも8月のおまつりのころには、採りきれないぐらい
うんとたくさん実るブラックベリーは、
なにはさておいてもグッドライフのいちばんの恵みなのですが、
今年ははじめてぐらいに全然に実をつけなかったのでした。
予想外のなりゆきに どうしようかと焦っていて
でも、今になり ようやくすこしづつだけど
色づく勢いがでてきた。

自然のなりゆきって、
わたしには まだわからないことばかりだ。

ひとまずほっとひとごこち。
まちこさんが毎年焼いて食べさせてくれるブラックベリーのタルト
今年も食べられてよかったな、と 。


2016.08.31「あしたが8月32日だったらな」



2016.08.31「あしたが8月32日だったらな」

肌寒くなりはじめて、
夏が終わっちゃうなあと切なくなったりしたくせに。
また何日かおもいがけずまとわりつくような暑さが戻ってきたから
暑いーと弱ってしまうわたしたち。

暑い毎日、風のよく通るこの机のしたを
ソンドレはひとやすみする場所にしているみたいで。

8月はいろいろなことがあったな。
このあたりではめったにないような、
すべてが洗い流されるような大雨も
何度か降って。

8月31日ってなんだかとくべつな分水嶺なふう。
夏にあったいろいろをいちどどこかにしまって
なにかを失って、大人になって、明日にたつというふうな。

8月にまだしがみついていたいようなきもちもあるけど

あした、9月になったら。
ちょっと成長したじぶんにならなきゃな。


2016.08.10「さよなら、またね」



2016.08.10「さよなら、またね」

夏休みで、ちょっと長いあいだあそびにきてた少年に
さよなら、またね と言う日。

空は 絹のようになめらかに青くって
うすい雲が いろいろなかたちでたなびいていました。
なぜか虫の声も今日はやんで
どこかしら
寂しげに静か。
いつもの物事がよそよそしい顔をして
すこし遠くに感じるのはなんでだろう。
そして気づけば、
太陽の日差しが強いとか
蒸し暑くて空気がおもたいとか
そんな抵抗がこれっぽっちもなくって
すうっと軽くなったかんじ。

ー あ、そうだ。
この感じは知ってる。
夏の終わりが近づいているしるしだ。

空気にはもう、夏のものではないはずの
穏やかさがありました。


2016.07.29「夏のキャンプ」




2016.07.29「夏のキャンプ」

ハロー、 みなさん。
ごきげんに夏休みを過ごしていますか。

a-ca-cia-placeの夏のキャンプは、
親密で、静やかで、ここちよくたのしげです。

・・・

だれもいない自然の中の静かな夜。
夜の音に耳をすませると、
虫の声くらいしかあたりに満ちる音はなくて、
星の瞬きまで聞こえてきそう。
そこに立ち尽くして
息を呑み、感嘆のため息が漏れる。
いちめんの星空のしたで、
じぶんの存在はとてもちっぽけに感じられて
自然やより大きなものに対して
畏敬のきもちがうまれてくる。
街の灯をはるか遠くに小さく見るこの地は、
世間の中にある日々の生活とは離れた
非日常めいた場所とおもう。

・・・

ある夏の日にこの場所で
みた風景、感じた風、
心に湧き上がった心象風景、
一緒に過ごした仲間のこと。
きっと忘れられない想いになるんではないかなあと思います。

夏のはじめに。
この風景になにげなくとけこむ、しぶやさんテイストの
BBQサイトができました。


2016.07.24「ベリーを摘んでばかりで」



2016.07.24「ベリーを摘んでばかりで」

グッドライフの野原はもう、こっちもあっちもベリーの実り。
きのうはたらいた場所も、きょうの 朝の日差しで またほら。

太陽が高い時刻に
こんもりとしたベリーの畑に埋もれて
ぺったりとすわってベリーを摘んでいると
気づけば時間もわすれて
夏の空気と溶けちゃいそうで
夏とひとつになってしまいそうな感覚。

小学生の頃の夏休みを思い出すような
からりと青い空のしたで
なつかしいような夏の日差しと蝉の声につつまれて。

ベリー摘みのシェアワーク、
みんなでせっせと農夫のようにやってます。
よろしければぜひ。


2016.06.30「6月に残しておきたいもの」




2016.06.30「6月に残しておきたいもの」

しぶやさんがつくってくれたこのばしょ。

6月21日 夏至の日に
ここでちいさな結婚式があったこと。

ありがとう。

2016.06.04「雨ふりを眺めている」



2016.06.04「雨ふりを眺めている」

言いにくいはなしですが
6月になって、めっきり寒いです。

みんな冬の服をまたひっぱりだしてきて
ストーブの火も焚いてしまった。

そんな日は
この場所にいて
雨ふりを眺めている。

雨の音に包まれていると
ふだん思い出せないものを
数えられる気がする。

2016.05.26 「風景をつくるしごと」



2016.05.26「風景をつくるしごと」

心が動かされるものには
物語性があるなあと思う。

すべてをあえてことばで説明しないこと。
言い表していない
余韻というか含蓄されているものを
謙虚にひっそりと
各人の心のなかでイメージに結びつけるような
表現をしたい。

ここに座ったらいいよ
なんて野暮に看板があるわけでは
絶対にないのです。

だけど、だけど、直感でわかる。
ここに座ったら自分がこの風景とひとつになれるって。
無言で誘いかけてくるものたち。
絵になる、ということばがあるけれど、
それは、正しい場所に正しい装いでいることを
直感で選べる人のことだと思ったりしています。

風景を見わたせる庭のいろいろな場所に、
いくつも丸太のベンチができました。

しぶやさんは絵になる風景を
きょうもあしたも作りつづける。

2016.05.21「ハンモックへのお誘い」


2016.05.21「ハンモックへのお誘い」

はろー!
やっほー!
今年もハンモックがつるされたよ。

初夏にさしかかり、
今年はじめて半袖の服をえらび
なんとも、新しい気持ちと気恥ずかしい気持ちとな日々。
きのうまでの長袖姿の自分と同じひととは思えないような感じ。
軽やかでたのしげなようすで。

陽のひかりの切り透かし、
光と溶けあう緑、
野の草木をなびかせる初夏の風。
それらに誘われるように、
みんなおもてへ出てゆくことが多くなった。

そこらじゅうに
野に咲くものの成長の勢いが。
もう、一面、初夏の黄緑色です。

去年の嵐で根っこから木が倒れてしまったとき
じつはそれはハンモックとブランコをつるしていた木だったので、
しばらく寂しい思いをしていました。
桑の木を移植すること、地面を均すことを終えて
ようやくふたたび設置、完了。
おまけに木陰の丸太のベンチもできました。
いま、みどりのなか光のしたで過ごす時間がとってもここちよいです。

しぶやさんはにこにこしながら午後のハンモック中。

みんなにお知らせしたい。
どうぞこころゆくまで揺られにきてくださいって。


2016.05.07「5月上旬の色彩」



2016.05.07「5月上旬の色彩」

この場所で、桜は、
桜という1本の木としてあるのでなくって
風景のなかに色彩として溶け込んでいるようにみえます。

水彩の色彩としてのピンク。

濃いピンク、うすいピンク
だんだんの濃度のピンク色が
まわりの緑に淡くにじみだしているというイメージ。

ここでは、
桜が咲くころと
新緑の芽吹くころが
同時なのだと気づいた。

ピンクだけが主なのでなく
緑のなかにあるピンク。

いままでの、
土の、茶色の、風景からくらべると
あまりにいきなりに鮮やかで。
自然の勢いにすこし圧倒されてしまう。

2016.04.27「桜をまっているところ」


2016.04.27「桜をまっているところ」

春って。
空の、木の、空気の色調が、
いちだんかい淡くなるみたい。

穏やかなあたたかさにまどろむ日、
春のおおきな風にそよがれて目をほそめる日、
霧雨を頰にうけながらけぶる林を歩く冷たい日も、まだある。

日なたでいねむりをしているソンドレくん。
すがすがしくシャツいちまいで散歩する人たち。

ーーー

5月になるまでには。
この場所にも、桜が咲くと聞いています。

みなさんご存知ではないかもしれないのですが、
この場所の住所は 桜岡 といいいます。

…4月末から5月初旬にかけて。
その名前のとおりに、桜の咲く岡になります。

ほんとうに、うつくしい。


2016.04.17「アールトを咀嚼中、覚書」



2016.04.17「アールトを咀嚼中、覚書」

土地を読む。
土地を読む、とは。
太陽の方位、その土地の形状、周囲の眺めを
きちんと理解すること。
その土地の自然に敬意を払うこと。
そして自然の景観に呼応した建物の形態を考えだすこと。

アールトの土地の読み。
しぶやさんの土地の読み。

その土地に適切な面積配分。
建築においては、内と外のつながりを強く求めていること。
景観を室内にとりこむ重要性。

ある面では、着想はアールトのつくったものにあって
アールトを知り、なんとなく咀嚼し、
しぶやさんの解釈としてかたちにする。
そこにはしぶやさんの原風景や原体験も合わさって、独特なものとなる。

この場所に佇んでいるとわたしはこう思う。
「物語を想起させる景観。」

なぜ突然アルヴァ アアルトかって?
西洋アカマツを移植していたしぶやさんが
うれしそうにこう言ったから。
ーアールトの景観みたいでしょ。
たいてい、
フィンランドのアールトの建築の周囲には
西洋アカマツがまず先に存在してるようだった。

アールトの余韻を感じる
あたらしい風景ができた。


2016.04.10「夕方の気配をたどって」



2016.04.10「夕方の気配をたどって」

春一番というやつなのか、
数日のあいだ風が吹きあれています。
そしてすこし寒くなった。
前ほどではないはずなのに、
一度暖かさがやってきたものだから
ちょっと冷え込むだけでとても弱る。

ちょっとはながつまる。
へくしゅん。

この風が大地を乾かして、
いよいよひとが畑しごとをできるようになるのだって。
年上の人はなんでもくわしい。

ある日の夕方ごろ、
雲がはれて光がきれいだよとさそわれて、外へ。
いつも夕方は何やかやとしていて知らなかった。

西から照射してあたりを優しくつつむ陽射し。
1日のいろいろを包括して解放してくれるような。
夕方にはこんな気配が漂っているのだなあと思った。

春で、まちこさんはピンクのケーキをつくってます。

2016.04.07「0にもどす」


2016.04.07「0にもどす」

雪が溶けてなくなる。

上着をはおらなくっても、もう寒くない。

更地に戻った。
これからこの場所に、新しくまた納屋を移築してゆくのです。

グッドライフがもともとは農家にあった大きな納屋を
移築してきて作られたものなので、
グッドライフといえば納屋だからこそのおおらかな空間、
というイメージがもう定着していますが 。

桜岡にグッドライフが移って9年経って。
グッドライフ、スタジオにつづき
a-ca-cia-place3つめの、納屋。

しぶやさんは、とまることをしない。

2016.03.17「おひさしぶりです」


2016.03.17「おひさしぶりです」

日に日に春ですね。
梢にのこる雪が、ふわっと、
冬とは違う穏やかな光をうけて、
きらきら舞う風景をみかけます。

ふしぎですね。
この季節、自然を見て風にあたっていると、
体の中から静かに力が湧いてくるかんじがします。
ああ春だなあ。

おひさしぶりです。
冬のあいだみなさんお元気でしたか。
お店、はじまっています。
みんなで元気にお待ちしています!

お店では、ちょっとあたらしいものを売っていますよ。
まちこさんの私物だったリネンのお洋服や
屋根裏部屋からひっぱりだしてきた
しぶやさんがむかしむかしに作ったものなど
放出しています。
ちょっぴりフリーマーケットのようでわくわく。

どんどん暖かくなるにつれて
この場所も動きはじめます。
このシーズンは、この場所のこと、
世間からちょっと離れたこの場所で人生をやってゆくことについて、
自然に近い暮らしをしていくことについて、
オルタナティブライフといいますか。
そういうことを意識的にみつめてゆきたいなあと思っています(わたしは。)
みんなはどんな目標もってるんだろうかなあ。聞いてみたくなった。
けど、シャイな人たちだから。
目標なんてなんかこっぱずかしいって言いそうだ。

とにもかくにも、どうぞまた1年おつきあいください。

2016.01.30「スキーがすき」


2016.01.30「スキーがすき」

と、おもしろくもないことを言っていると
まわりから苦笑いがきこえてきそうですが。

このところ、あんまり良いお天気で。
ひまさえあれば、テレマークスキーを教えて、とせがんでいます。

しぶやさんが教授してくれる
テレマークスタイルのノルディックスキーは、
雪のうえをより効率的に進むことを目的にしたもので、
スキーの原点といえる日常のなかのものだ、
ということが、
地道な練習のなかで、
体で理解できる時が、愉しい。

しぶやさんは、とっても合理的でたのしげな先生ですよ。

とくべつよい天気の日は、ソンドレくんもはりきって、林へ!
ちいさな木々をかきわけてすすむのは、
ソンドレさんの時代のようだ!とわくわくして、
急斜面を滑りおりるのは、
子どものころに戻ったみたいに楽しいです。

美しい景色の中で、たのしく汗をかいた時間は、
宝物のような時間として、
心のなかに残りつづけるように思います。

きょうも、
静かな雪げしきの中で、
しぶやさんの口笛が聞こえる。

2016.01.21「風邪ひきしぶやさん。」




2016.01.21「風邪ひきしぶやさん。」

気がつけば。
新年を迎えてから半月以上が過ぎてしまい、
年初めのあいさつが遅くなってしまいました。
2016年、はじまる。

静けさと、あたたかな親密さが
冬のグッドライフのよいところだなあ
と勝手に思っております。
(もうちょっと忙しくならないと困る
という声も聞こえてきそうですが。)
とっても忙しいというわけではないぶん、
手のこんだお菓子を焼くことができたり、
ゆっくりとお客さんと過ごすことができたり、
そんな毎日です 。

お店の外にでれば、遠くまでつづく静けさが広がっていて
ため息がでます。
風の音、
陽の温度、
雪の手ざわり、
空気の冷たさなど、
感じることがとっても多い。

きりりとさすように寒いですが、
天気が良く、青空がきもちいい日が多いです。
しぶやさんは、懐っこい小さな子たちと
そりしたり、雪の中歩いたりして。
いいですね。

はなみずたらして、ちょっと風邪ひきな
しぶじいさんです。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。